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蜂須賀小六【墨俣の一夜城築城後の小六の人生って?】 [蜂須賀正勝(小六)]

今日は戸部新十郎氏の「蜂須賀小六」を紹介します。戸部氏といえば出身が石川県ということで、「前田利家」が有名ですが、この「蜂須賀小六」も全3巻の長編モノなんです。

1巻では斉藤道三に仕えていた時の話。2巻では秀吉の配下として秀吉の出世と息子の家政の登場。3巻では天下人への突き進む秀吉をサポートする小六を息子の家政の目線で見ています。
蜂須賀家政が主役級となっている小説は他に見たことがありません。

蜂須賀小六といえば、有名なのが秀吉の依頼により墨俣の一夜城を築城することを手伝ったことですよね?その後の小六の活躍ってあまり知られてないんですが、小六は秀吉の全ての戦いに従軍して戦だけでなく調略で秀吉に尽力してたんです。何故知られていないかというと、、、

竹中半兵衛
黒田官兵衛

この秀吉を支える二人の存在があったからです。小六は自分の出世に全く興味がなく、“両兵衛”の活躍の裏で秀吉を天下人にすべく動いていたんですね。
小六は播磨の三木城を攻略した後、龍野5万3千石を与えられ、城持ちの大名となりました。その後、本能寺の変後→山崎の戦い→賤ヶ岳の戦い→四国征伐の功で阿波一国を与えられましたが、秀吉のそば(大坂)にいたいと言うことで固辞し、家政が阿波一国を与えられました。そして、秀吉の天下がほぼ固まりかけた天正14年(1586年)に大坂でなくなりました。

蜂須賀小六は「夜盗」というイメージがありますが、所領を持った「土豪」であり場合によっては夜盗のような働きをしていたというのが正解なようです。そんな土豪あがりの小六が前半は半兵衛、後半は官兵衛と相談しながら秀吉をサポートしており、自分の出世には全く興味がないのところにとても興味が惹かれます。

この小説は1巻が面白いです。若い頃の安国寺恵けいや可児才蔵のお父さんや信長のお父さんの信秀が出てきたりと、少し前の戦国時代の尾張、美濃の情報を知ることができます。

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