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細川家の至宝展【細川忠興のにょ~んとした兜以外にも、、】 [細川忠興]

現在、上野の東京国立博物館で「細川家の至宝」展がやってましたので行って来ました。
http://hosokawaten.com/index.html

Shiho.JPG


この展示物は室町時代から現在まで続く、細川家の文化財が展示されています。現在の細川家の当主は皆さん御存知の第79代内閣総理大臣だった細川護熙氏です。
戦国ファンとしては、細川忠興が関ヶ原の戦いで着用していた黒糸威二枚胴具足(鳥の羽がにょ~んて上に出ている兜)が見所ですが、その後の細川家の当主も忠興のものを真似してにょ~んとした兜を作っているようでそれらも展示しています。この鎧兜は実戦重視でつくられたものらしく、なんとなく動きがよさそうです。常に前線で戦った忠興らしい鎧兜だと思います。

その他、明智光秀が本能寺の変後に、味方になるように細川藤孝に送った手紙をはじめ手紙類が多く展示されています。

その手紙に中にすごいものが展示しています。それは織田信長自筆の忠興(と弟の興元)への感状です。この感状は忠興が15才(天正5年(1577年))の時に松永久秀を攻めた際の功績に対して与えられたもので、現在のところ信長が自筆で書いている手紙と明確にわかっているものはこれ一通だけらしいです。この感状には堀秀政の添状を合せてあることから信長が書いていることが証明されているんですね。

信長の字がうまいかどうかは昔の人の字なのでよくわかりません。。でも祐筆を使わずに自筆で感状を書いているところがそれだけ忠興が活躍したか、細川家を重視したかのどちらかでしょうねぇ。

細川家は足利家の支流なんです。で、三河国額田郡細川郷に土着したから細川と名乗ったんですね。細川家は足利幕府で管領を務めていた名家ですが、現在まで続いている細川家はその流れから外れている傍流です。
室町~戦国~江戸~近代と生き抜いているからこそこれだけの文化財が散在することなく残っているんですね。

「細川家の至宝」展は6月6日まで。その後は10月に京都、来年1月には九州でも展示されるとのこと。
(ノリパさんいかがですか?)


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