おかしな大名たち「ダメ武将シリーズ-山名豊国」 [山名豊国]
久々のブログ更新となります。全国の数少ないこのブログのファンの皆様、大変お待たせしました。
今回は神坂次郎氏のヘンな大名を紹介した短編集「おかしな大名たち」の「城を売る話」から山名豊国を紹介します。もちろんメジャーな武将ではありませんが、「信長の野望」をプレイしたことある人は山陰で出てくる数値の低い武将として名前くらい知っているかもしれません。
とはいえ「山名」という名前がついている通り、室町時代の大大名である山名氏の子孫です。
で、この豊国という人は小早川秀秋のように優柔不断だった人で、領地の因幡が毛利と山中鹿之助の尼子残党軍の間に挟まれて、あっちに降伏、こっちに降伏と落ち着きのない領主だったのです。
みなさんは羽柴秀吉による「鳥取城の渇(かつえ)殺し」はご存知かと思いますが、この籠城戦の前に一悶着があったのです。。
秀吉が鳥取城を攻めてきた時、豊国の重臣たちの妻や子を人質にとり、開城を要求します。城側が断固拒否したため、人質は殺され、重臣たちは徹底抗戦を誓いました。
すると、今度は城主である豊国の娘が磔にされました。自分の妻子が殺された重臣たちは当然、城主である豊国も泣く泣く開城を拒否するかと思いきや。。
「オレ、降伏するわ。」
唖然とする重臣達。「もうすぐ、毛利の援軍が来ます!」
「だって、オレの娘、チョーかわいいんだもん」
豊国の本当にダメ武将っぷりに気づいた重臣達は、豊国を追い出し、毛利から吉川経家を城将として迎え、鳥取城の悲劇を迎えます。
その後豊国は秀吉の御伽衆となり、秀吉の死後は家康に仕えて山名家は江戸時代にも名前が残りました。
今川氏真もそうですが、名門の武将はどこかお坊ちゃんなんでしょうねぇ。。
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今回は神坂次郎氏のヘンな大名を紹介した短編集「おかしな大名たち」の「城を売る話」から山名豊国を紹介します。もちろんメジャーな武将ではありませんが、「信長の野望」をプレイしたことある人は山陰で出てくる数値の低い武将として名前くらい知っているかもしれません。
とはいえ「山名」という名前がついている通り、室町時代の大大名である山名氏の子孫です。
で、この豊国という人は小早川秀秋のように優柔不断だった人で、領地の因幡が毛利と山中鹿之助の尼子残党軍の間に挟まれて、あっちに降伏、こっちに降伏と落ち着きのない領主だったのです。
みなさんは羽柴秀吉による「鳥取城の渇(かつえ)殺し」はご存知かと思いますが、この籠城戦の前に一悶着があったのです。。
秀吉が鳥取城を攻めてきた時、豊国の重臣たちの妻や子を人質にとり、開城を要求します。城側が断固拒否したため、人質は殺され、重臣たちは徹底抗戦を誓いました。
すると、今度は城主である豊国の娘が磔にされました。自分の妻子が殺された重臣たちは当然、城主である豊国も泣く泣く開城を拒否するかと思いきや。。
「オレ、降伏するわ。」
唖然とする重臣達。「もうすぐ、毛利の援軍が来ます!」
「だって、オレの娘、チョーかわいいんだもん」
豊国の本当にダメ武将っぷりに気づいた重臣達は、豊国を追い出し、毛利から吉川経家を城将として迎え、鳥取城の悲劇を迎えます。
その後豊国は秀吉の御伽衆となり、秀吉の死後は家康に仕えて山名家は江戸時代にも名前が残りました。
今川氏真もそうですが、名門の武将はどこかお坊ちゃんなんでしょうねぇ。。
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