武田騎兵団玉砕す [鳥居強右衛門]
ちょっと時間が経ってしまいましたが今回のWBCも日本は優勝しました。あ、Fuzzyは草野球チームに入っているくらい野球が好きなんです。今回のサムライジャパンはピッチャーが本当によかった。MVPが松坂というのも納得がいきます。で、影のMVPというとバッターの方でヤクルトの青木だと思うんです。短期決戦はイチローが全くだめだったように調子の良い悪いにばらつきがどうしてもでてしまうんですよね。そういった中で予選、決勝ラウンドと調子を維持して活躍した青木にはFuzzyから影のMVPの称号を与えたいと思います。
なんでまた、青木の話が出てきたかというと今日は鉄砲三段討ちで有名な長篠の戦いの影のMVPを紹介しようと思うからです。その名を鳥居強右衛門といいます。「信長の野望」にも「戦国BASARA」にも出てきませんよ。ただの足軽ですから。。
強右衛門の紹介の前に「武田騎兵団玉砕す」の紹介を簡単に。なんで簡単かというと、この小説あまりおもしろくないんですよ（失笑）。まぁ、長篠の戦いにフォーカスしているので人にフォーカスできないとは思いますが、全体を通したまとまり感がないんですよ。武田騎兵団って表題になっておきながら前半は長篠城内の話ですし。
で、強右衛門の話。強右衛門は奥平貞昌の家臣でした。この貞昌はもともと武田側についていたのですが、武田信玄が死んだのがわかり、徳川側につきました。怒った信玄の子の勝頼は貞昌にいる長篠城に１万５千の大軍で攻めてきます。守る貞昌は兵500。武田が攻めてくることを予想して200挺の鉄砲と弾薬を準備していたため、がんばっていたのですが、兵糧も乏しくなり、いかんともしがたい状況になったため、家康に援軍をお願いすることになりました。で、その役目に選ばれたのが強右衛門です。長篠城は豊川と宇連川が合流するY字型の断崖絶壁にあるお城で、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E7%AF%A0%E5%9F%8E
そこから強右衛門は川に潜って武田軍を掻い潜り、岡崎城の家康のもとにたどりつくことに成功しました。丁度、織田信長も来ており、援軍の準備をしていた所だったので強右衛門の役目は果たしたのでした。しかし強右衛門は城のみんなに援軍が来ることを伝えたいと長篠城へ戻った行ったのですが、残念ながら武田軍に捕まってしまいます。
ところが、武田軍は強右衛門を殺すわけでもなく、むしろ許してくれて武田で取り立ててくれるというのです。ただ条件として長篠城に向かって援軍が来ないことを言えというのです。
その条件を了承した強右衛門は長篠城から見える所で磔にされます。そして強右衛門は城兵に向かって「援軍がすぐ来る！」と武田軍との約束を裏切ったため槍で刺されて殺されました。。
援軍がくることが分かった城兵はやる気を取り戻して城を守り抜きその後、武田軍が大敗した長篠の戦いへと続きます。
そんな忠義の足軽、強右衛門は名誉だけではなく、その後強右衛門の息子は貞昌の四男（松平）忠明の家臣となり、代々強右衛門を名乗ります。そして13代目の鳥居強右衛門商次は家老職まで出世します。いや～立派立派。
また、この長篠城の近くを走るJR飯田線には鳥居駅という名前の駅があります。
ただの足軽が子孫を残すだけでなく、ここまで有名になった訳ですよ。
強右衛門も立派ですが、ちゃんと子供の面倒を見てあげた貞昌、忠明も立派だと思います。
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なんでまた、青木の話が出てきたかというと今日は鉄砲三段討ちで有名な長篠の戦いの影のMVPを紹介しようと思うからです。その名を鳥居強右衛門といいます。「信長の野望」にも「戦国BASARA」にも出てきませんよ。ただの足軽ですから。。
強右衛門の紹介の前に「武田騎兵団玉砕す」の紹介を簡単に。なんで簡単かというと、この小説あまりおもしろくないんですよ（失笑）。まぁ、長篠の戦いにフォーカスしているので人にフォーカスできないとは思いますが、全体を通したまとまり感がないんですよ。武田騎兵団って表題になっておきながら前半は長篠城内の話ですし。
で、強右衛門の話。強右衛門は奥平貞昌の家臣でした。この貞昌はもともと武田側についていたのですが、武田信玄が死んだのがわかり、徳川側につきました。怒った信玄の子の勝頼は貞昌にいる長篠城に１万５千の大軍で攻めてきます。守る貞昌は兵500。武田が攻めてくることを予想して200挺の鉄砲と弾薬を準備していたため、がんばっていたのですが、兵糧も乏しくなり、いかんともしがたい状況になったため、家康に援軍をお願いすることになりました。で、その役目に選ばれたのが強右衛門です。長篠城は豊川と宇連川が合流するY字型の断崖絶壁にあるお城で、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E7%AF%A0%E5%9F%8E
そこから強右衛門は川に潜って武田軍を掻い潜り、岡崎城の家康のもとにたどりつくことに成功しました。丁度、織田信長も来ており、援軍の準備をしていた所だったので強右衛門の役目は果たしたのでした。しかし強右衛門は城のみんなに援軍が来ることを伝えたいと長篠城へ戻った行ったのですが、残念ながら武田軍に捕まってしまいます。
ところが、武田軍は強右衛門を殺すわけでもなく、むしろ許してくれて武田で取り立ててくれるというのです。ただ条件として長篠城に向かって援軍が来ないことを言えというのです。
その条件を了承した強右衛門は長篠城から見える所で磔にされます。そして強右衛門は城兵に向かって「援軍がすぐ来る！」と武田軍との約束を裏切ったため槍で刺されて殺されました。。
援軍がくることが分かった城兵はやる気を取り戻して城を守り抜きその後、武田軍が大敗した長篠の戦いへと続きます。
そんな忠義の足軽、強右衛門は名誉だけではなく、その後強右衛門の息子は貞昌の四男（松平）忠明の家臣となり、代々強右衛門を名乗ります。そして13代目の鳥居強右衛門商次は家老職まで出世します。いや～立派立派。
また、この長篠城の近くを走るJR飯田線には鳥居駅という名前の駅があります。
ただの足軽が子孫を残すだけでなく、ここまで有名になった訳ですよ。
強右衛門も立派ですが、ちゃんと子供の面倒を見てあげた貞昌、忠明も立派だと思います。
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はじめまして。通りがかりに失礼します。
鳥居強右衛門というと、逆さ磔の絵をすぐ思い出すのですが、
壮絶なシーンですよね。
名字が同じの鳥居元忠も、伏見籠城戦で壮絶な戦い（血天井まだ見てませんが）しましたが、これも大きな意味で関ヶ原の「影のＭＶＰ」でしょう。
by 納豆城 護 (2009-04-26 18:28)
納豆城さん、はじめまして。コメントありがとうございます！そういえば鳥居って名前が同じですね。同じ三河の出身ということを考えるとどこかで血が繋がっているのかもしれません。桶狭間の戦いの簗田政綱など、影のMVPシリーズをやってみます！
by fuzzy (2009-04-28 00:49)