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信長の棺 [太田牛一]

今日は加藤廣の「信長の棺」を紹介します。この「信長の棺」は「秀吉の枷」、「明智左馬助の恋」と合せて本能寺3部作といわれているものです。3部作ってはやってるんですかね?以前紹介した山本兼一の「雷神の筒」も信長テクノクラート3部作という3部作ものの一つでした。

さて、この「信長の棺」は太田牛一が主人公です。太田牛一といえば「信長公記」の作者として有名ですよね。彼はもともと武士なんです。柴田勝家の家臣だったのですが弓の名手であったため、信長の目にとまり直臣となりました。なんで文筆家になったかは謎ですが、この太田牛一が名探偵となって謎を解いていくミステリー小説です。

信長の謎、それは、、

・何故、明智光秀は信長に反旗を翻したのか?
・何故、信長の遺骨は本能寺から出てこなかったのか?

それ以外にも

・桶狭間の戦いに勝てた理由
・秀吉の出生の秘密

など、盛りだくさんの謎解き小説です。

戦国時代の小説に珍しく、全く戦いのシーンがでてきません。「雷神の筒」の橋本一巴と同じく、太田牛一も若干何をしていたか分からない人生を送っているので自由に設定できるんですよね。

この小説は面白いと思いますよ。作者は構想に15年かかっただけあって(なんとなく)説得力があります。さすがに秀吉の出生の秘密はやや強引だと思いますが。。

今回は謎解きということもあり、内容に深く触れていませんので信長の謎が気になる人は是非読んでみてください。

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