SSブログ

戦国武将列伝6月号その2 [藤堂高刑]

戦国武将列伝6月号からもう一人武将を紹介。もちろんマニアックな武将です。
今月から始まった「SC-1グランプリ」。4作家のショート作品から最優秀作品を選ぶコンテストなんですが、今月の
テーマは「切腹」。深谷陽の漫画の主役が藤堂高刑でした。

高刑(たかのりといいます。)は藤堂と名前がついている通り、藤堂高虎のお姉さんの子供です。
彼は関ヶ原の戦いのエピソードで有名になります。

藤堂高虎隊は関ヶ原の戦いで大谷吉継隊と戦っていました。吉継は小早川秀秋の裏切りなどにあい、壊滅。吉継は切腹をします。その際に側近の湯浅五助に「自分の首はハンセン病で醜くなっているので敵に渡すな」と指示されました。五助はその命を守り吉継の首を土の中に埋めて隠します。

ところが、、その場面を高刑に見られていたのです。

五助は高刑に頼みます。「主人(吉継)は顔をさらされたくないため、自分(五助)の首と引き換えに吉継の首を埋めた場所を内緒にしてくれないか?」五助の頼みを高刑は了承して、五助の首を持って帰ります。

湯浅五助は吉継が全幅の信頼を寄せる猛将として有名だったので、主人の高虎は高刑の手柄を喜び、その手柄を徳川家康に報告にいきます。

家康は高刑に「五助は吉継の腹心だから最期まで吉継の近くにいたはず。吉継の首のありかを知っているであろう?」と詰問します。高刑は「知らないことはないが、五助との約束があるため、たとえ罰をうけようが教えることはできない」と答えます。吉継の首は間違いなく関ヶ原の戦いのナンバー1の手柄になるはずですが、その手柄よりも五助との約束を守った高刑は家康から賞賛され、罰せられるどころか褒美をもらいました。

いや~いい話です。主人の首を自分の命と引き換えに守った五助もその五助との約束を守った高刑も立派です。

その後高刑は大阪夏の陣に際に長宗我部盛親隊の攻められ戦死します。

実はこの高刑を題材にした小説を読んだことがあるのですが、名前が思い出せません。。もし御存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

↓戦国時代ブログランキング参加中!
にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代へ
にほんブログ村



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。