毛利元就(全5巻)【鳥銃って御存知です?】 [毛利元就]
年末から榊山潤の長編歴史小説、「毛利元就」を読んでいました。長かったー。
榊山潤はもうずっーーと前に亡くなられており、この小説の昭和30年代のものなのでかなり古いものですが、全5巻だけあってなかなか細かく描かれた小説なんです。ところが、不思議なことにこの小説は全5巻もありながら、毛利元就の一生を全て描いているわけではないんです。毛利家の当主だった元就の兄の興元の子、幸松丸が死んで元就が当主となってから、なぜか厳島合戦のあと、大内氏を滅亡させているところで終わっています。尼子攻め、長男隆元の死、山中鹿之助により尼子再興とまだまだネタはあるのに。。
この小説はもともと地方紙である中国新聞に連載されていたものなので、中国新聞の購読者が住んでいる、広島、山口の地域のネタが終わったら連載終了としていたのかもしれませんね。もったいない。。
この小説は浄現坊という山伏が元就の間者として各地に潜入して話が進みます。特に陶晴賢がなぜ大内義隆を裏切ったのかのあたりはかなりのボリュームを取っています。晴賢は若い頃イケメンで義隆とはアッチの方の仲だったんですね。知らなかった。
さて、もう一つ知らなかったのが、「鳥銃」という存在です。小説内で大内義隆が尼子家を攻めた天文11年(1542年)、に尼子側から「鳥銃」という鉄砲が使われたとの記述があります。皆さん御存知の通り鉄砲は種子島に1543年に伝わったのですが、その前から鉄砲は日本にあったのです。この「ちょうじゅう」は読んで字のごとく鳥を撃つための銃で明との貿易で日本にも珍重品として輸入されていたのを、この戦いで使ったとしています。鳥銃は誰も日本で製造しようと思わなかったのですかね?鉄砲伝来の歴史が変わってしまうおおきなことだと思いますが、皆さんいかがですか?
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榊山潤はもうずっーーと前に亡くなられており、この小説の昭和30年代のものなのでかなり古いものですが、全5巻だけあってなかなか細かく描かれた小説なんです。ところが、不思議なことにこの小説は全5巻もありながら、毛利元就の一生を全て描いているわけではないんです。毛利家の当主だった元就の兄の興元の子、幸松丸が死んで元就が当主となってから、なぜか厳島合戦のあと、大内氏を滅亡させているところで終わっています。尼子攻め、長男隆元の死、山中鹿之助により尼子再興とまだまだネタはあるのに。。
この小説はもともと地方紙である中国新聞に連載されていたものなので、中国新聞の購読者が住んでいる、広島、山口の地域のネタが終わったら連載終了としていたのかもしれませんね。もったいない。。
この小説は浄現坊という山伏が元就の間者として各地に潜入して話が進みます。特に陶晴賢がなぜ大内義隆を裏切ったのかのあたりはかなりのボリュームを取っています。晴賢は若い頃イケメンで義隆とはアッチの方の仲だったんですね。知らなかった。
さて、もう一つ知らなかったのが、「鳥銃」という存在です。小説内で大内義隆が尼子家を攻めた天文11年(1542年)、に尼子側から「鳥銃」という鉄砲が使われたとの記述があります。皆さん御存知の通り鉄砲は種子島に1543年に伝わったのですが、その前から鉄砲は日本にあったのです。この「ちょうじゅう」は読んで字のごとく鳥を撃つための銃で明との貿易で日本にも珍重品として輸入されていたのを、この戦いで使ったとしています。鳥銃は誰も日本で製造しようと思わなかったのですかね?鉄砲伝来の歴史が変わってしまうおおきなことだと思いますが、皆さんいかがですか?
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10万アクセスですか、おめでとうございます。戦国ブームの一翼を担っていますね、感心させられます。鳥銃は面白いですね、まだ古き既存勢力は
旧態然とした戦の仕方から逸脱できなかったのでしょうし、武士道に反する邪道と考えていたかも知れません。
by fuzzy (2010-01-25 14:15)
fuzzyさん、コメントありがとうございます。たまたまブログを始めたのと戦国武将が注目されたのが同じタイミングでしたね。ラッキーでした(笑)
鳥銃は調べてみましたが、あまり細かいことはわかってないようですね。ただ大内家など明との貿易で栄えていた大名は鳥銃を手に入れていた可能性は高いと思います。
by fuzzy (2010-01-25 23:58)
鳥銃知らなかったです。いろりろ知られてイイですよね。
10万アクセスとはすごいっすね。おめでとうございます。
by ノリパ (2010-01-30 18:08)
ノリパさん、コメントありがとうございます。ブログを始めてから知ったことも多くありますのでいろんな人にも知ってもらいたいと思います。
引き続きよろしくお願いします!!
by fuzzy (2010-02-02 00:15)