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夏草の賦【長宗我部元親の勉強にはこの本を】 [長宗我部元親]

ついこの前、このブログで長宗我部家の歴史に関して書いたのでなんなんですが、長宗我部元親の人生を描いた「夏草の賦」を紹介します。この小説は司馬遼太郎の歴史小説です。

「夏草の賦」は明智光秀の重臣である斎藤利三の妹、菜々が元親に嫁入りするところがら始まります。まだ土佐の半分も平定していない元親が信長と誼を通じようとする点に先見の明があったと思っていたのですが、全編を通じて描かれているのが「土佐がいかに田舎か?」ということです。お隣の阿波(徳島)は海を挟んで本州があったので、比較的中央の文化や情報が入ってきているのですが、土佐は時代遅れのように描かれています。そのような中で信長と誼を通じようとしたのはものすごいことだったんでしょう。美濃から来た菜々はこのカルチャーショックにびっくりします。この菜々の視点からの土佐と元親の人物像が物語を面白くしています。

前半は四国を平定するまでの昇り調子、後半は20年かけて広げた領地を豊臣秀吉の前に土佐一国に削減され、追い討ちをかけるかのように九州攻めで帝王学を学ばせていた長男の信親を死なせてからの落胆振りの落差が描かれています。

もしもう少し中央に近い土地で生まれていれば、、と思わせる武将の一人ですね。


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歴史街道11月号【長宗我部親子が特集とは勝負に出ましたね~】 [長宗我部元親]

今月の「歴史街道」の特集は長宗我部元親と盛親なんですよ~。なんか売上げの心配をしちゃうような武将セレクションではありますが、fuzzyが好きな盛親はともかく、長宗我部元親は間違いなくゲーム「戦国BASARA」で知名度があがりましたよね。
http://www.capcom.co.jp/sengoku2/

戦国時代に四国統一を果たした長宗我部元親の人生はそんなに有名ではないですし、なぜ長宗我部家が滅亡してしまったのかも興味深いと思いますので、何回かに分けて長宗我部家の勉強をしていきます!

「ちょうそかべ」

なんかヘンな名前ですよね?これは元親の祖先が土佐の長岡郡宗我部郷を領していたので宗我部氏を名乗っていたのですが、近隣の香美郡宗我部にも宗我部氏を名乗っていた人がいたので、ややっこしいため、郡名の頭をつけて長宗我部、もう一つの方が香宗我部と名乗ったのが始まりなんです。

で、この長宗我部家は元親のおじいちゃん、長宗我部兼序(かねつぐ)の頃から歴史の表舞台に出てきます。この兼序は本山氏などの近隣の豪族連合に長宗我部の本拠岡豊城を攻められ討ち死にします。このときに元親のおとうさんに当たる国親は落ち延びたのですが、土佐の名門家、一条家を頼り、一条家により長宗我部家は再興されました。国親はその後、本山氏と姻戚関係となり、配下となっていたのですが「いつかは父の仇を取る」と序々に勢力を拡大し、ついに元山氏と戦いとなりました。で、その戦いが息子の元親の初陣でした。

元親は色白でおとなしく「姫若子」といわれていたのですが、この初陣で抜群の働きを見せ、「鬼和子」と言われるようになりました。この戦いの直後に国親は死んでしまうのですが、その後元親は元山氏を降し、さらには安芸氏、そして長宗我部を再興してくれた恩のある一条氏までも滅亡させて土佐一国の主となりました。ちょっとした下克上ですよね。

それから阿波、讃岐、伊予と平定していったのですが、豊臣秀吉の四国征伐に降伏し、土佐一国のみが安堵されたんですね。

元親の評価できるところは、土佐の田舎(失礼!)にいながらも本州がどういう動きになっているか常に状況を把握していたところです。土佐一国を平定した段階で既に織田信長と誼を通じていて、信長は元親を田舎者と侮って「四国はご自由にどうぞ」という朱印状を与えたんですね。その後、信長は四国で急速に勢力を伸ばしてきた元親を征伐しようと準備していた最中に本能寺で死んでしまいます。。


さて、元親の長男は信長から「信」の名前をもらって信親と名乗っていたのですが、この長男の信親ではなく四男の盛親が長宗我部家を継いでいる理由を次回に。。。

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戦国武将ブーム? [長宗我部元親]

昨日のYahoo!ニュースのトップページにこんなの記事が掲載されていました。

若い女性に「戦国武将ブーム」 「写真撮らせて」「甲冑着たい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000001-jct-soci

伊達政宗や真田幸村、長宗我部元親といった戦国武将が若い女性のあいだでブームになっている。戦国時代を扱ったゲームソフトや大河ドラマの影響のせいか、武将ゆかりの地や博物館などで女性の姿が目立ち始めたのだ。

■ここ1~2年で「長宗我部元親ファン」が増える

  「ゲームの影響なんでしょうか、最近若い女性が増えてきているのは確かで、(参拝客の)90パーセント以上は若い女性です。昔にはなかったことで、ビックリしてます」

と話すのは、高知市の若宮八幡宮の大久保千尭宮司(65)。戦国武将の長宗我部元親が戦勝祈願したとされる同神社に若い女性の参拝客が増え始めたのはここ1~2年のことで、女性客はどうやら「長宗我部元親ファン」らしい。大久保さんは「(坂本)竜馬さんは全国区だけど、まさか元親がそういう対象になるとは」と驚きを隠さない。

 突然の「元親人気」を受けて、神社では元親にちなんだミニチュアののぼりや絵馬を製作したところ、売れ行きは好調という。境内には長宗我部元親の銅像があり、こちらも「かっこいい」と評判に。神社周辺にも元親ゆかりの史跡もあり、人気スポットになっているようだ。

  「(長宗我部元親について)びっくりするほど知っていて、こちらも勉強しているんですが、逆に質問されたりして。刺激になりますね」

と大久保さんは話す。

 こうした戦国武将人気はどうやら全国に広がっているようだ。真田幸村ゆかりの地である長野県上田市では、毎年春に真田一族を模した武者行列がメインとなる「上田真田まつり」が開催されるが、08年4月29日の祭りでも女性客の姿が目立った。同市観光課はJ-CASTニュースに対して、

  「若い女性のファンが多くて、甲冑を着た武将と写真を撮りたいという方もいます。女性ファンが増えたのはここ1~2年のことだと思います」

と話す。真田家の家紋である「六文銭」のマークの入ったお土産などを買う女性の姿も多く見られるという。

■人気ゲーム「戦国BASARA」が火付け役?

 伊達政宗の甲冑を展示している仙台博物館でも「以前はお年寄りや小学生が多かったが、2、3人連れの女性客が目立ち始めた」という。同館では年に2回、政宗のレプリカの鎧兜を実際に着用するイベントを開催しているが、「2年前くらいから女性の応募者が増えている」。なかには政宗の甲冑を見て「政宗サマ」と口にする女性客もいるようだ。

 ブームの火付け役とされているのは、戦国時代をテーマにした大河ドラマや「戦国BASARA」という人気ゲームソフト。ソフト発売元のカプコンは「女性より男性のユーザーが多いというのは他のソフトと変わらない」というが、ゲーム好きは「武将のキャラクターがみんなカッコよくつくられていて、女性にも人気だ」と口を揃える。同シリーズは戦国時代の武将が対戦するアクションゲームでPS2とWiiで展開。現在までに100万本ほど売り上げている。

 同社が08年8月に実施した人気投票では、1位が伊達政宗、2位が真田幸村、3位は長宗我部元親となっている。
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とまぁ、こんなニュースだったのですが、何故に長宗我部元親が人気があるのか。。

私も「戦国BASARA」をやったことがないのでちょっと調べてみました。

戦国BASARAのサイト
http://www.capcom.co.jp/sengoku/
キャラクター一覧
http://www.capcom.co.jp/sengoku2heroes/main.html

ほぉ~確かに伊達政宗や真田幸村なんかはゲームというかアニメの美少年ぽいキャラクターになっているんですね。
で、長宗我部元親は、と、、、いました。紫色のやつですね。なんか「アニキ」的キャラクターのようです。
本人の歴史がどうこうというよりはキャラクター重視ですね。

どういう形であれ、戦国時代に興味をもってもらえるのは良いことです。

fuzzy的には長宗我部元親より毛利元就がイケメンキャラになっていることにものすご~い違和感を感じるのですが。。

今日はいつもと違うブログをお届けしました!








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